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従業員 コラム 2012
12月   2012年から2013年へ
2012年も残すところ僅かとなりました。今年1年、皆様はよい年でありましたでしょうか?

今年私は、葬祭ディレクターを取得して1年目であり、「お葬儀を行う喪家様のニーズを的確に把握して、いかに満足していただくのか」ということを目標に精進させていただきました。そんな中において感じたことは、やはり喪家様と葬儀社の担当者というのは、人間と人間なんだなぁ…。そう容易くはないのが現状だと感じました。10人の方がいれば10人の考え方があるように1件1件違います。しかしその1件1件が、とても勉強になったこともまた事実ですし、少しずつ確実に自分自身もスキルアップできたのではないかと思っております。

また今年は、自分自身も遺族としてお葬儀を行ってもらい、遺族の気持ちというものを肌で感じることができました。もちろんとても悲しく大変ではありましたが、この仕事に就いて初めて遺族側に立ち、「葬儀の担当者として喪家様へ対し、本当に満足した納得のいくお葬儀のお手伝いができているだろうか?」と今一度考え直すこともできました。

来年は、今年一年の経験を無駄にせず、常に慢心することなく、さらなる飛躍をできるよう、その1件の喪家様をより満足していただけるよう努めてまいります。

 皆様方におかれましても、師走の忙しい時期ではありますが、体調などお気を付けになり、良いお年をお迎えいただきますようお祈り申し上げ、今年のシメのご挨拶とさせていただきます。



 平成24年12月15日


11月   事前にお願いしたいこと その2
 しばらくの間、コラムの更新が滞ってしまい、大変申し訳ございませんでした。
 今月より再開し随時更新いたしますので、どうぞよろしくお願いします。 

 
さて今回のお話は、以前
「事前にお願いしたいこと」の中で本籍地の必要性について、お話し致しましたが、今回は「写真の準備」について、簡単ではございますがお話し致します。
  私たちが葬儀の事前相談を行う上で、事前に準備して下さいといくつかお願いする中に、
「写真」の準備があります。ここでお話しする「写真」とは、「遺影写真」のことであり、その元となる写真の準備の事になります。  
 
 では、なぜ事前に準備が必要なのか。それはお葬儀の打合せをする時、写真の準備をお客様へお願いしますが、1番時間が掛かるのが、この写真選びなのです。 特に男性の方に多いのですが、自分が写真に写ることを嫌いな方、又写真撮り役に廻る方など、その多くが、よく男性の方々に見受けられます。そのためご家族の方が写真選びに一苦労されているお姿を良く拝見いたします。最終的には免許証や証明写真などをお預かりし、作成いたしますが、やはりその類の写真は例外なく、厳しい顔をされている方がほとんどで、ご家族のかたも
「写真が無いからしょうがない」と、渋々納得して頂くことが現実としてございます。

昔は、お通夜や告別式などの葬儀が厳粛な儀礼でした。そのため、遺影写真も喪服などへ着せ替えを行ったものです。また、故人の表情も硬い写真が使われることが一般的でした。 
しかし、最近は故人の自然な姿を象徴して、写真の着せ替えはせず、むしろ表情も柔らかい
「カラー写真」を遺影写真として使用されるケースが増えてきました。威厳よりも「故人らしさ」に趣を置いているのです。 だからといって、写真ならば何でもいいというものではありません。ここでは、遺影写真を選ぶときのポイントがいくつかありますのでご紹介しておきます。

1.   本人の顔が大きく、そしてピントのあった表情のよい写真で胸から上が映っているもの
   *遺影写真は大きく引き伸ばしますので、ピンボケになると修正が難しいです。
2.   デジカメでも可能ですが、画素数が高く(200万画素以上)、できればプリントアウトで
 はなく、データをそのまま保存(メディアなど)してそのデータを渡せるようにすること。 
3.   絹目のつや消し写真は拡大すると、その絹目も拡大されるため出来るだけ避けて下さい。
       (尚背景の削除、衣装の着せ替えなどもできますので、その際はお気軽にご相談下さい。)

  以上のことに気を付けてご準備して下さい。一概にこれらのポイントにこだわる必要はないともいえますが、
「遺影写真」は葬儀の時だけではなく、長く残るものだけに、もしもの時に備えて用意しておくことをお勧め致します。 まだまだ事前に準備しなければならないことはたくさんございますが、そのお話しの続きは別の機会に致します。今回は「写真」の準備についてのお話しでした。   

 
ご不明な場合は、お電話・メールでも受け付けしておりますので、ご遠慮なくどうぞ

 平成24年11月13日


5月   家族の「想い」
 事前準備や相談を行い、自分たちの考えや想いを形にしたお葬儀をご紹介します。

 その方の菩提寺は遠方で、生前にお寺に行かれご住職に相談をなさっておられました。そして戒名もその時にお受けになり、「もしもの時は連絡をしてください。そちらまでは出向いて行くことはできませんが、出棺に合わせて本堂でお勤めさせていただきます」と言ってもらっていたそうです。
そして
「後日お骨にしてお寺までお越しください。その時に改めてお葬儀のお勤めをさせていただきますから…」とご住職に言ってもらっていたそうです。

 その方は、自分がこの先どうしたらよいのかを不安に思っている中、ご住職に相談をして、今後の指針を「安心」という形で受け取られていたのです。またその方のご家族もそのことに賛同して、「そうしてあげたい」と強く「想う」ことにより、自分たちが想うお葬儀の構想を完成させていたのです。

 当社へ相談にお見えになった時は、考えがまとまった状態でしたので、「最低限必要なものだけ準備をしてほしいのですが、受けていただけますか?」との相談でした。もちろんお受けできることをお伝えして、やがてその時が来ました。

  実際にお手伝いをしたのはお棺と霊柩車、お参りの準備と当社斎場の一室をお貸ししたぐらいでしょうか。お通夜は夕刻からご家族の皆様でお経をあげて、翌日出棺に合わせてご納棺をおこない、最後にお別れをしていただきご出棺。

 ご家族数人の送り出しという形でしたが、自分たちの意思(遺志)というものをしっかりと持ち、どういう風にお葬儀をおこないたいという気持ちがはっきりしたお葬儀だったと思います。後日ご遺族がお見えになり「わがままばかり言いまして申し訳ございませんでした。しかし本当に自分たちの想いに沿ったお葬儀をしていただけました。ありがとうございました。」とお言葉をいただいた時は、担当者として想いどおりのお葬儀のお手伝いが出来たんだなぁと充実を感じた瞬間でした。

 平成24年7月19日


6月   事前にお願いしたいこと

 以前、お葬儀の事前相談がいかに大切なことなのか、というコラムがございましたが、今回はもう少し踏み込み、実務的なお話しを1つ致します。 
 
私たちがご相談を受ける時、必ずお客様にお伝えすることがあり、その内の1つが
本籍地はどこなのか、ということです。以外に!と思われるかもしれませんが、案外ご存知ではない方も結構いらっしゃるのです。 
 なぜ
本籍地が必要なのかというと、お亡くなりになった場合には法律上、火葬(埋火葬)することが決まっています。 火葬(埋火葬)するために必要な書類として、医師が発行した死亡診断書(死体検案書)が必要で、それと併せて「死亡届」を提出しなければいけません。
「死亡届」には、お亡くなりになられた方の情報(
氏名・生年月日・現住所・本籍地)と、届出人の情報を記入します。その書類を役所に提出して初めて「埋火葬許可書」を発行されます。この「埋火葬許可書」がないと火葬(埋火葬)することができません。
 

この「死亡届」を記入する際、
本籍地が必要なのですが、ご不明な場合には、書類の手続きが滞る場合もございます。以前だと、運転免許証をお持ちの方はそこに記載されていましたが、現在ではプライバシー保護のため、本籍地の記載は無くなっており、すぐに分かるものがない状況です。また個人情報保護の観点により、役所に電話で問い合わせしても、教えては頂けません。ご不明な場合には、事前に確認しておくことを、お勧めしております。
(役所でご本人様と、届けを出す方の本籍地記載の住民票を取得しておく方が良いでしょう)
  
 
実務的なお話しで、少し窮屈な思いをされたのかもしれませんが、事前に把握さえしておけば、もしもの時に慌てず、手続きを円滑に進めていくことができます。 この
本籍地以外にも事前に準備しなければならないことは、まだまだございますが、いずれ別の機会にお話し致しましょう。  
 
 
 ご不明な場合は、お電話・メールでも受け付けしておりますので、ご遠慮なくどうぞ


 
平成24年6月16日


5月   大切な方のために・・・
 ゴールデンウィークも過ぎ去り、お休み気分が完全に抜けきれないままに、お仕事をされている方も多いのではないでしょうか。皆さん、どのようにお休みを過ごされましたか? 
「4月29日に起きた、悲しい高速ツアーバス事故」のニュースから始まった今年のゴールデンウィークでしたが、海外旅行をされた方、久しぶりに帰省されてのんびりと郷里で過ごされた方、また、観光地や温泉に行かれた方などリフレッシュと共に、疲れを残されていらっしゃる方々も多いのではないかと思います。 

さて話しは変わりますが、日本人は古来より肉体的・精神的な活力を取り戻すために、生活習慣としてお風呂を好んできました。(なかには、嫌いな方もいるでしょうが…)そういった理由からだと思いますが旅行といえば「温泉」、と必ず目的地の候補に挙げられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?  

 ところで「湯灌(ゆかん)」とは何か、ご存知でしょうか?辞書などで調べてみると、ご遺体を柩(ひつぎ)に納める前に湯水でぬぐい清めること。また、使用するお湯は逆さ水(水に熱湯を注いで適温にしたもの)を用いる。と書いてあります。つまり、亡くなられた方のお顔、頭髪、お体全体(男性は髭剃りも)を、バスタブを用いて洗い清め、生前愛用の衣服の着付けを行って、最後にお化粧を施すまでのことを「湯灌」と言います。

  昔は、たらいに水を入れておき、お湯をそれに注ぎ、近親者、あるいは地域の住民の手によって行われていたそうです。しかし最近では病院で亡くなられる方が増え、看護師によってアルコールでふき清められ、死後の処置(清拭)を行ってもらうようになり、「湯灌」をすることが少なくなってきたようです。 そこで皆さんにお話ししたいのが、『湯灌の良さ』です。 日本人が生活習慣としてお風呂を好むお話しは先ほどしましたが、お風呂上がりのサッパリとした爽快感はたまりませんよね? 亡くなられた方もそれは同じだと思うのです。実際に「湯灌」をされた方のお顔を拝見すると、皆さんスッキリとした顔をされて、まるでお休みになられているかのようです。長いご入院生活の中で、体を動かせるお方、ご気力のあるお方は、ご入浴されていらっしゃるでしょう。
 
しかし、ご最後を迎えられるとき「ゆっくりお風呂に入りたい」「髪を洗いたい」と言葉にされなくても、きっと心の中でそう思っていらっしゃるはずです。 

 
もしもの時、一生の仕事を終えられて、まさに最後の儀式を迎えられようとしている「愛するご家族、また大切な方」のために、最後にしてあげられることとして、「湯灌」をご提案いたします。やさしさとまごころを込めて、専門のスタッフが、お手伝いをさせていただきます。  

 話題になった映画「おくりびと」の中では、お体をふき清め、衣服を着付け、お化粧して…という設定でしたが、『大事な方へ最後にしてあげられること』という部分が、多くの人に感動を与え、ヒットしたのではないでしょうか。   
 

 
「あの時、してあげれば良かった・・・」と後 悔されないためにも・・・  


  「愛する家族」「大切な方」のために・・・


 平成24年5月19日

4月   事前相談について
 
  最近では、お葬儀に対しての
「事前相談」が増えて来ています。
「お葬儀の事前相談」は、家族にしてみたら辛いことであり、胸が痛むこと思います。また、「気持ちが進まない」「縁起でもない」「悪い気がする・・」という方のほうがまだまだ多いと感じます。しかし、「事前相談」は、故人をゆっくりと見送って差し上げられるようになれますし、もしものときに慌てずに済むように心の準備もできます。ご相談者の中には、葬儀の相談をしながらも尚、後ろめたさをもたれている方も中にはいらっしゃいます。
 
 葬儀とは、2日間ないし3日間と日にちを要するもので、費用も決して安くなく、なおかつ非日常的で慣れている方なんて誰一人いません。その中で、一から葬儀社を決めて、打ち合わせをするのはとても精神的、体力的に負担がかかってきます。お葬儀を経験された方の中には時間だけが過ぎ、ゆっくりお別れすることができなかったという声も少なくはありません。


 もしものときの不安、心配事を軽減させるためにも、私たち「事前相談」をお勧めしています。さらに依頼する葬儀社を予め決めておくと、もしものときはその葬儀社にすぐに連絡するだけなので、少しでも心に余裕ができるのではないでしょうか。

 

 平成24年4月16日


3月   「ありがとう」の言葉

 

 今月半ばの出来事で私の当直中に続けて2件の葬儀依頼が入りました。

夜の7時過ぎに入ったため夕食もとらず、そのままお迎えに行き、
全てを終えたのは夜11時を過ぎていました。

 

この業界は非常に不規則で、正直しんどい時もあります。
しかし大切な方を無くされたご家族のことを考えれば、そんなことは言えない…。

せっかく我が社を選んで頂いたのだから、満足できる葬儀をしていただかないと
選んで頂いたお客様に申し訳ない、その気持ちをいつも念頭において取り組んでいます。

 

 葬儀の日はあいにくの小雨模様…。

しかし、日時は動かせないので、雨対策を施し、式に臨みました。

当日は3件の葬儀がありましたが、いずれも時間を調整させていただきましたので、

大きなトラブルもなく順調に終わりました。

 

終ったあと、ご遺族の負担を軽減するために努めましたので、体はヘトヘトになり、
疲労感一杯でしたが、仕事の内容には自分的にかなり満足できました。

 

しかしお客様はどうだったのだろう?

 

そう思いながら翌日、ご自宅を訪ねてみると、

「いろいろ教えてくれて本当に助かりました。ありがとうございます。」
とお礼の言葉を頂きました。

 

この「ありがとう」の言葉がどれだけうれしく、癒される言葉だろうか!

全ての苦労と疲れを吹き飛ばす、非常にありがたい言葉だと思います。

 

まだまだ未熟な部分が多い自分ではあります。

しかしこれからも全てのお客様から「ありがとう」の言葉を言ってもらえるために、

現状に甘えず、日々精進していきます!


 平成24年3月15日


2月    お葬儀についての事前相談

  事前相談について考えてみたいと思います。お葬儀の事前相談は、なるべくなら行いたくないとお考えの方々が多いのではないかと思います。それは相談をすることにより、その時を早く迎えてしまうのではないか…などと考えてしまったり、できれば避けて通りたい、「死」という現実を考えないといけないなど、様々な理由があるかと思います。

 しかし正直、その時になったら大変です。心が動揺し悲しみの中、短い時間の中で考えることがたくさんあります。気づけばお通夜もお葬儀も終わり、故人とのゆっくりとしたお別れをする時間もなかった…ということになりかねません。

 そこで事前相談をしていただいておくと、お葬儀のある程度の規模や仕様、費用的なことも含めて先に考え、知ることができます。自分たちが想うお葬儀を考えそれに近いお葬儀をするためにも、事前相談をしてお考えになることをお勧めします。また、お葬儀というのは送る側の気持ちと、送られる側の気持ちを合わせて形にしたいものです。葬儀社としても皆様のお考えというものがはっきりし、それを知る時間が増えるほど、お手伝いがしやすくなることは間違いありません。結果、確かに事前相談は避けたいかもしれませんが、そこで少しの勇気を出して葬儀社へ行ってみてください。少なからずとも現状よりは、その方にとって最後の儀式であるお葬儀を納得のできる形で送って差し上げることができるのではないでしょうか。

 平成24年2月15日


1月  大切にしたいもの

 平成24年を迎え、成人式、センター試験も終わり、早くも1月が過ぎようとしています。例年月が替わるのに合わせてカレンダー(暦)をめくり、新しい月の休日・祝日を見て行事や季節感を感じていましたが、時代の変化と共に最近は、コンビニの「恵方巻き予約受付開始」の看板を見て節分、TVの「チョコレートCM」を見て『バレンタインデー』が近いことを認識しております。

  ところで2月14日の『バレンタインデー』ですが、ローマ皇帝の迫害下で、キリスト教の聖人ウァレンティヌスのお話しに由来する記念日であることは皆さんご存知でしょう。また何時しか日本企業のチョコキャンペーンで、その日にチョコレートを渡すことが定着化され、若い人達にとっての一大イベントを逃すまいと、各企業による「チョコレートなどのCM」が、これから頻繁に放送されてくるでしょう。そのような宣伝合戦『バレンタインデー』は誰もが知っていますが、翌日2月15日は「何の日」なのか、皆さんご存知ですか?

  仏教徒の方々はご存知と思いますが、お釈迦さまが入滅された2月15日、報恩のために法要を執り行う日、『涅槃会(ねはんえ)』です。

お釈迦さまは、人間が煩悩や業などから解放される道、生きることの本来的意味を明らかに示してくださいました。釈尊がこの世に出現なされたお陰で、私どもはすくいの道、仏道をあゆむことができるのだと思います。そのようなご遺徳に永遠の感謝をささげることを自らに誓う法要ですから、菩提寺さまやご近所のお寺さまに是非お参りください。

 また地域によっては、涅槃会にちなんでお寺や各家で、昔からお団子(涅槃団子)を作る風習もあります。このお団子を食べると、無病息災で過ごせると言われているそうです。他宗派の方々もいらっしゃると思いますが、『涅槃会(ねはんえ)』が何であるのか、知って頂ければ幸いに存じます。

 
 
時代の変化と共に、情報が簡単に入手できるようになって、全てが便利になっていく反面、「人との交流・会話」が減少して、人としての大切なもの、地域の習慣・風習が薄れていっているように感じられます。当然、近年急速に『お葬儀』の形態も変化してきました。

 これからは感じるのではなく、人として、また仕事上からも、特に「地域の習慣・風習」について大切にしていきたいと思っております。

 平成24年1月28日



 

2013コラム